猫と精油についての当研究メンバーによる医学的根拠による見解について、以下に記します。

現在、猫に対する精油や植物エキスの使用に関する研究データは世界に存在せず、正しい情報はないのが現状であり、ネット上に溢れる情報は噂の領域を出ないのが現実といえます。

猫に対する精油の安全性についてですが、米国において1990年代に高濃度でティーツリーの木の葉を蒸留した精油が配合された商品を猫の皮膚に直接塗布した後に猫が具合が悪くなるケースがNational Animal Poison Control Center(動物中毒事故管理センター)寄せられました。

検証の結果、米国では猫用製品のティーツリーの精油について配合比率を「1.0%以下」にすべきとされました。

しかし、猫に精油は有害という信頼できる学術研究の成果や、猫の遺伝子の研究結果で猫に精油は有害という学術研究成果は世界に存在しないとされています。

そしてヨーロッパやアメリカを始め、ペットおよび精油先進国の海外では、実際にティーツリー精油や他の精油を含むペット用製品が多く販売・使用されています。

その中で、猫には精油の代謝機能がないということで忌避成分と考える方と、高濃度のティーツリー精油以外は安全という方、猫に精油は危険というのは事実無根と主張される方もおり、実際には実験や研究もされていないので、「本当のことは不明」の現状です。

一方で多くのペット用製品(雑貨に分類される)は、化粧品・医薬品のように全成分の記載表示義務がなく、単に「保存料」とだけ記載されることが多いですが、多くの化学合成成分・添加物が防腐のために含まれています。(ボディピースは配合全成分を表記してあります。)

人間用、子供用、動物用等の製品の添加物の多くは、使用するものの体の大きさ等に応じて使用制限量が定められていることが多いですが、身体の小さい猫には大きな動物以上に影響があることが考えられます。

また1990年代のティーツリー精油についてもですが、普段表に現れることのないはずの猫の、水や油を弾き皮膚を防御する機能を持つ毛の下にある皮膚に直接忌避成分を塗る場合と(忌避成分が付着しても死なない様に進化し、全身毛に覆われている、肉球の皮膚は毛に覆われた部分より強くなっている)、

猫が間違って危険なものを食べるかもしれない、進化の過程で忌避成分にあたっても簡単に死なないためのバリアが形成されているはずの、口や腸管内に接触する場合、また危険なものを踏むかもしれないリスクがあり皮膚が硬く保護されている肉球の場合では体へのダメージについても異なると考えられます。

ボディピースは、猫への危険性が報告されたティーツリー精油、動物への環境ホルモン作用の報告のあるパラベン(メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン・別名:パラヒドロキシ安息香酸エステル、パラオキシ安息香酸エステル)、フェノキシエタノール・CPC、また人間や犬に比べ猫は代謝が難しいアルコール(エタノール)を無添加としています。

そして、ケミカル成分を多用せず製品を保存するために、ペットに影響のないごく微量の精油 「0.1%以下」を製品に添加しています。

一回のボディピースの使用量からしてみると摂取量は「0.001%」以下、米国で定められた配合量の「千分の1」以下と影響が出にくい極々微量となり、「医学的には安全」と考えられます。

良薬も量を間違えると毒になります。各対象動物のリスクとなりうる量が重要なのです。

以上、見解が分かれるところですが、ボディピースの医学博士・歯学博士を含む研究チームとしては、自然界に存在しない従来の合成保存料やアルコール等を用いずに、日々新たな研究を重ね、影響のない微量の天然成分にて製品保存を実現する新たな処方を見出す努力・挑戦をする事が、うがいや吐き出しのできない愛猫の立場や愛猫家の想い、人間と猫の未来にとって有用であると考えているためです。

開発時から獣医師をはじめとする研究メンバーや社員も含め多くの関係者の愛猫家が自身の猫に使用しておりますが問題症状は出ておらず、また発売から動物病院はじめ国内外の述べ数万頭の猫に使われております。

安全性を随時確認した上でボディピースの研究開発は行われていますが、

人間と同じく猫もアレルギーや体質は各猫それぞれで「世界の猫の頭数分のケース」、つまり人間と同じように全ての猫の体質は同一ではなく、数十億以上のケースがあるのです。

その上で、お家の猫への使用について安全性やアレルギー等が少しでも気になる方は使用を見送っていただくか、それぞれ各自で飼い猫のケースとして、お試しになって様子を見ていただいてからご使用いただけますことをお勧めいたします。

また責任所在のないネット上の情報を鵜呑みにすることなく、大切な家族であるペットのために獣医師や獣医学博士の見解、信憑性の高い医学情報の収集、自分自身の判断基準を持つことが大切です。

そして我々獣医師としては、自宅内で飼育し、屋外の舗装道路を人間と一緒に散歩するケースが少なく肉球が荒れにくい、また自身で肉球を舐めてケアをする猫については、飼い主による猫の肉球ケアについては、犬と比べほぼ必要はないと考えています。

もし猫の肉球が酷く荒れている、傷ついている等のトラブルについては病気か怪我が疑われますので、素人判断ではなく、獣医師に相談されることをお勧めいたします。

参考資料

アロマオイルは犬猫に有害ですか?(出典:日本獣医学会ホームページより)

https://www.jsvetsci.jp/10_Q&A/v20180925.html

この記事のシェアはこちらから!

一覧に戻る
Go to Top